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医療法人 美﨑会 国分中央病院

kurasawa

コミュニケーションの手助けをしたい
 ─ 倉澤寛明(リハビリテーション室室長)

リハビリテーションのやりがいや現在の取り組みについて、リハビリテーション室室長の倉澤さんにお話を聞きました。

── 現在どのような職種に就かれていますか。

言語聴覚士(ST)といって、コミュニケーションと食事の飲み込みに対するリハビリテーションを専門とする職種に就いています。また、リハビリテーション室の室長としてリハビリテーション室全体の管理業務を担っています。

── 現在の職種を選んだ理由を教えてください。

幼い頃に病気によって左耳の聴力を失い、少なからず人とのコミュニケーションに不自由さを感じてきました。そこで、自分自身が人のコミュニケーションの手助けが出来る仕事に就きたいと思うようになり、言語聴覚士という仕事を目指しました。

── 当院を選んだ理由を教えてください。

当院理事長の「患者さん本人、ご家族様にどれだけ喜んでいただけるリハビリテーションを提供できるかが最も大切」という方針に共感し、この病院であれば本当に患者さんの為になるリハビリテーションが出来ると思い入職を希望しました。
また、私には4人の幼い子供がいますが、知人を通じて子育てをしながら働きやすい職場だと聞いておりましたので、その点も私にとっても大きな決め手の一つでした。看護休暇などが取りやすく、子育て世帯には最適な職場です。

── 現職のやりがいは何ですか。

室長としての私の役割は、リハビリテーション室のスタッフ全員が働きやすい環境を整えることだと思っています。しかし、私一人で出来ることは限られていますので、何かを創り上げていくときには、自分の代わりに個々のスタッフが能力を発揮する場面が多々あります。
リハビリテーション室のメンバーで協力しながら、患者さんのためになる、より良いリハビリテーションを提供できる理想的な環境に少しでも近づけたと感じる瞬間には、とてもやりがいを感じています。

── 現在の取り組みについて教えてください。

リハビリテーション室では現在POCリハ・離床活動に力を入れています。
POCリハとは、従来の20分単位の疾患別リハの枠組みに捉われず、患者さんの生活の場である病室で患者さんの要求に応じて、5分でも10分でもリアルタイムに必要なリハビリテーションを提供していく取り組みです。この活動によって、従来よく見られた「リハビリの訓練中は出来るけど、病室に帰ると全くできない」といった患者さんでも、POC活動によって日常生活動作のギャップを埋めることが出来ます。
離床活動では、療養病棟に入院中の寝たきり状態の患者さんであっても、ずっとベッドに寝ていただくばかりではなく、定期的にベッドから離れて身体を起こしていただくことを心がけています。寝たきりで自分では身体を動かせない患者さんであっても、身体を起こすことで覚醒度があがったり、呼吸・循環器系等に良い影響が期待できます。
また、患者さんのご家族様にとっても、面会に来てもいつでも寝ている姿しか見られないのであれば残念に思うことと思います。離床を積極的に行うことは、患者さん本人だけではなく、ご家族様の喜びにも繋がるものであると考えています。

── 今後の目標についてお聞かせください。

昨今のリハビリテーションを取り巻く環境を考えると、今後ますます病院を退院した後のリハビリテーションの必要性が高まっていくと思います。そういった流れに適応すべく、病院内でのリハビリテーションの提供だけに留まらず、当院では、訪問リハビリ・通所リハビリといったご自宅で生活しながら利用できるリハビリテーションを今後ますます拡充していきたいと考えております。
その為には、先ほど申し上げたPOCリハビリのような活動を通じて、退院後の生活に必要な能力の底上げをし、そのまま切れ目なく訪問リハビリ・通所リハビリへ移行することが望ましいです。国分中央病院にまかせておけば、入院中から自宅へ帰ったあとまでのリハビリテーションは安心と地域の皆様に思っていただけるようになりたいです。
また、当院のリハビリテーション室は一昨年から毎年新人職員が2〜3名ずつ入職しており、来年度も3名の新人セラピストが仲間入りします。そういったフレッシュなスタッフがそれぞれの能力を存分に発揮できる職場環境作りを目指していきたいです。スタッフが生き生きと働けることが、ひいては患者さんの為になると思いますから。